上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
政府、与党は本日午後、衆議院において政府提出・教育基本法改悪法案の単独採決を強行した。「採決を急ぐな」という国民多数の世論を無視して採決を強行した政府・与党に対して満身の怒りをこめて抗議を表明するものである。
教育基本法改悪法案は、先の通常国会の審議を通じて憲法の諸原則に反する根本的な問題点、①「『教育の目標』として愛国心など20の徳目を押しつけて内心の自由を侵す。②国家の教育内容への介入に歯止めをかけてきた現行法10条を改悪し、政府・行政の教育介入を無制限にする」が明らかになっている。
それに加えて、いま重大な社会問題となっている「いじめ」・自殺問題について、国民全体の努力で解決が求められるとともに、高校における世界史の未履修問題についても、文部科学省から幹部職員が出向していた県の教育委員会で事態が放置され、文部科学省の委託研究で明らかになっていた未履修の事実を文部科学省が追及を怠っていた問題、さらに政府主催のタウンミーティングをはじめ全国各地で「やらせ」が行われていた事実が明らかになり、法案審議の前提となる問題が多く残されているとともに政府・文部科学省に法案提出の資格があるのかという根本を問う重大問題になっている。このような状況の中で、教育基本法改悪法案を強行採決した与党の暴挙は断じて許されない。
採決を撤回し、衆議院教育基本法に関する特別委員会で審議をやり直すことを強く求める。
教育基本法改悪法案の持つ重大な問題点を明らかにし、国会での徹底審議を求めるたたかいは全国で大きく広がっている。徹底審議を求める野党の要求を拒否した与党による採決の強行は、国民的なたたかいに追い詰められた結果であり、国民的な運動をさらに発展させれば臨時国会で廃案をかちとる可能性と条件は広がっていると思う。
私は、いのちと健康を育む医療従事者として、子どもたちを戦場に送りだす「戦争ができるくにづくり」に断固反対する。日本と世界の平和な未来を願う人々が共同をさらに強めて、憲法改悪につながる教育基本法改悪法案の廃案をめざすたたかいをいっそう広げるよう努力したい。
スポンサーサイト
テーマ:それでいいのか日本国民 - ジャンル:政治・経済