吾輩は猫である

地球温暖化が進んでいます。宇宙船地球号は持続できるのでしょうか。日本の平和憲法も危機にさらされています。地球温暖化防止、守ろう憲法9条・生かそう憲法25条を訴えます。

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風がおもてで呼んでゐる

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風がおもてで呼んでゐる  宮沢賢治

風がおもてで呼んでゐる
「さあ起きて
赤いシャッツと
いつものぼろぼろの外套を着て
早くおもてへ出て来るんだ」と
風が交々叫んでゐる
「おれたちはみな
おまへの出るのを迎へるために
おまへのすきなみぞれの粒を
横ぞっぽうに飛ばしてゐる
おまへも早く飛びだして来て
あすこの稜ある巌の上
葉のない黒い林のなかで
うつくしいソプラノをもった
おれたちのなかのひとりと
約束通り結婚しろ」と
繰り返し繰り返し
風がおもてで呼んでゐる

「水仙月の四日」「雪わたり」など宮沢賢治作品には、風や雪や吹雪を読み込んだ作品が多い。
冬が好きだったんだろうか。

風がおもてで呼んでゐる 呼ばれているのはきっと賢治さんでしょう。

宮崎は今日も30度を超す真夏日。みぞれの粒は好きとはいえませんが、私も冬を待ちこがれています。


昨今、安倍政権の閣僚辞任、政治と金の問題が騒がれていますが、宮沢賢治さんは次のような政治家に対する辛辣な詩も書いている。

政治家  宮沢賢治 

あっちもこっちも
ひとさわぎおこして
いっぱい呑みたいやつらばかりだ
     羊歯の葉と雲
        世界はそんなにつめたく暗い
けれどもまもなく
さういふやつらは
ひとりで腐って
ひとりで雨に流される
あとはしんとした青い羊歯ばかり
そしてそれが人間の石炭紀であったと
どこかの透明な地質学者が記録するであらう
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