吾輩は猫である

地球温暖化が進んでいます。宇宙船地球号は持続できるのでしょうか。日本の平和憲法も危機にさらされています。地球温暖化防止、守ろう憲法9条・生かそう憲法25条を訴えます。

真面目に雇用の安定をいうなら、まず財界・大企業が無法な解雇をやめることです。

2009年1月8日(木)「しんぶん赤旗」

主張 財界「雇用」発言 まず無法な解雇をやめてこそ

引用開始


 日本経団連の御手洗冨士夫会長が新年のメッセージで「雇用の安定に手段を尽くす」とのべ、経済同友会の桜井正光代表幹事が年頭見解で「若者が希望の持てる社会の構築」を提唱するなど、新年から財界団体首脳の雇用問題での発言が続いています。六日開かれた財界三団体の共同記者会見でも雇用問題での発言が相次ぎました。

 大企業を先頭にした雇用破壊が深刻な社会問題になっていることの反映ではありますが、問題は、「派遣切り」など違法・無法な解雇に反省がないことです。雇用の安定をいうなら、まず財界・大企業が無法な解雇をやめることです。

雇用破壊は企業の責任
 東京・日比谷公園に設けられた「年越し派遣村」に数百人もの人たちが殺到したように、雇用破壊は大きな社会問題です。急激な雇用悪化は、トヨタやキヤノン、ソニーなどの名だたる大企業が先を争って「派遣切り」「期間工切り」などの無法な解雇を強行しているためで、自然災害でも、働く人の責任でもありません。労働者を「使い捨て」のように解雇する大企業と、不安定な雇用を野放しにしたうえ大企業の無法な解雇をやめさせない自公政府の責任です。

 六日の財界三団体のパーティーと記者会見の会場では、「派遣村」の代表らが「派遣切り」や寮からの追い出しをやめるよう御手洗日本経団連会長あての公開質問状を手渡そうとしました。日本経団連側は受け取りさえ拒否しました。

 世界でも有数で日本を代表する大企業が、巨額の内部留保をため込み、役員への高額報酬や株主への配当は続けながら、多少もうけが減りそうだというだけで労働者を切り捨てる―無法な解雇への批判はいまや全国に渦巻いています。無法な解雇を続けながら、いくら「雇用の安定」とか「若者が希望の持てる社会」といっても、それは国民の信用に値しません。

 御手洗日本経団連会長は「新規雇用の創出」や「ワークシェアリング(仕事の分かち合い)も選択肢の一つ」といいますが、まずはこれまでため込んだもうけを吐き出してでも無法な解雇をやめ、雇用を確保することです。「賃金よりも雇用」だといい、「ワークシェアリング」だからと、これまでより低い賃金で働くよう強制するのは、大企業の腹は痛めないで労働者には新たな犠牲を求めるだけです。

 トヨタやキヤノンなど大手製造業十六社の昨年九月末の内部留保は過去最高の三十四兆円近くに上っており、これらの大企業は大規模な人員削減を進めながら株主への配当では五社が増配、五社が前期と同じとしていることが、一般紙でも批判されました(昨年十二月二十四日付「東京」など)。内部留保のうち利益剰余金や資本剰余金だけでも、資本金十億円以上の大企業製造業はこの十年間に約三十二兆円も増やしています(本紙四日付)。もともと労働者を安く働かせてため込んだ内部留保のごく一部を吐き出せば、雇用確保の体力は十分あります。

内部留保を雇用の確保に
 かつては日本の財界首脳も、利益の従業員への還元を口にし、「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」とまでいったことがあります。

 財界・大企業が「雇用の安定」を本気で考えるなら、口先だけでなく、まず率先して内部留保を吐き出し、雇用を確保すべきです。


引用終了

麻生首相と自公議員も受け取る定額給付金込みの二次補正予算、仕事と住まいを奪われた労働者には展望も温もりもないものだ

2009年1月7日(水)「しんぶん赤旗」

主張 二次補正予算案 展望も温もりもない対策だ

引用開始


 麻生内閣が提出した第二次補正予算案の審議が始まりました。

 麻生太郎首相が昨年十月に発表した「生活対策」、十二月に発表した「生活防衛対策」の追加歳出として、約四・八兆円を計上しています。

 政府・与党は「生活」を前面に押し出し、中川昭一財務相は五日の財政演説で「国民の生活不安の解消をめざす」とのべました。

 その宣伝とは裏腹に、二次補正は選挙目当ての給付金や大量解雇を前提にした雇用対策など、生活をなおざりにする一方で大企業・大銀行は手厚く応援しています。

財界にモノが言えない
 十年前の地域振興券の経験で、一時的な給付金の経済効果は極めて小さいことが証明されています。にもかかわらず、政府・与党が給付金を景気対策の最大の目玉にしているのは、選挙対策以外のなにものでもありません。

 緊急の対応が求められている派遣・期間工切りの問題でも、大企業にきぜんとモノを言うことすらできないのは情けない限りです。六日の衆院代表質問で日本共産党の佐々木憲昭議員が「首切り」撤回を求める首相の決意をただし、首相は「経済界には最大限の努力を要請してきた」と答えました。その要請の直後に日本経団連の御手洗冨士夫会長が経営するキヤノンが大量解雇を発表したことは、政府の弱腰が完全に見透かされていることを示しています。

 職場を追われた労働者への支援も形だけで、まったく真剣さがありません。それをあらわにしたのが、自民党の坂本哲志・総務大臣政務官の五日の発言です。東京・日比谷公園の「年越し派遣村」について、「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」と言い放ちました。

 凍える年の瀬に職を失い、住む場所も生活のよるべも奪われた労働者に、あまりにも冷たい言葉です。まして、これは決して自然災害ではなく、労働法制の規制緩和が引き起こした「政治災害」です。大企業の横暴とともに政治の責任が厳しく問われているのです。

 「年越し派遣村」で夜露をしのいだ男性が語っています。「去年は人生最悪の年だったけど、派遣村で人の温かさを知ることができた」―。こんな取り組みこそ政府の責任で、全国でやるべきです。

 自公政府は「百年に一度の危機」と繰り返しています。しかし、日本経済を立て直す道筋をまじめに検討した形跡は見られません。

異常な景気悪化の原因
 内閣府は昨年末に発表した「ミニ経済白書」に、「急速に厳しさが増す景気後退」と副題を付けました。日本の景気は異常な速さで悪化しています。

 その大きな原因を、日本共産党の志位和夫委員長が五日の「党旗びらき」で指摘しています。人間らしい労働のルールを破壊し非正規雇用を急増させたこと、雇用や社会保障を切り捨てて内需を犠牲にアメリカに依存した「外需頼み」の経済をつくったこと、大企業の資本を左右する証券市場を金融の規制緩和で「外資頼み」の投機にゆだねたこと―。

 庶民の暮らしを応援する消費税の食料品非課税をはじめ、内需を温める真剣な緊急対策が求められます。同時に、経済を立て直すには、未曽有の景気悪化の根源にメスを入れることが必要です。


引用終了

大企業は十分に金を持っている。雇用責任を果たさせませしょう。

2009年1月4日(日)「しんぶん赤旗」

大企業製造業 10年で1.4倍に 剰余金32兆円増やす 1年分で 正社員年収62万人分

引用開始


 大企業製造業(資本金十億円以上)の剰余金は、一九九八年九月から二〇〇八年九月までの十年間で約三十二兆円増えていることが分かりました。一年間の平均増加額約三・二兆円だけで、正社員の平均年収の六十二万人分に当たります。剰余金だけでみても、雇用を維持する体力は十分にあります。


雇用維持は可能
 剰余金は、企業がため込んだ内部留保のうち、大きな比重を占めます。財務省の法人企業統計調査をもとに、リストラの先頭にたつ自動車、電機など大企業製造業の利益剰余金と資本剰余金の合計額を計算しました。

 大企業製造業の剰余金の合計額は、九八年九月末時点での約七十六兆七千三百億円から、二〇〇八年九月末には一・四倍の約百九兆一千五百五億円に増加しています。十年間の増加額は、三十二兆四千億円を超えます。

 この増加は、派遣労働の「原則自由化」(九九年)や製造現場への派遣労働解禁(〇四年)など、労働法制の規制緩和と政府のリストラ支援で、賃金の安い非正規労働者比率を急激に高めることでつくられたものです。

 総務省の労働力調査によると、〇八年七―九月期平均の雇用者に占める非正規雇用の割合は34・5%に達しています。一方、大企業製造業の経常利益総額は、ピーク時より低下しているものの十年前の一・六倍になっています。

 厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、正社員の平均賃金は残業代、一時金を合わせて年間五百二十三万五千円です。

 十年間の剰余金の積み増し分だけで、正社員の年収の約六百二十万人分にあたります。十年間分のためこみを十年かけて取り崩すとしても、一年分の約三・二兆円で六十二万人分の正社員の年収分になります。

 厚生労働省の企業からの聞き取り調査では、〇九年三月末までに八万五千人の非正規労働者の雇い止め・解雇が計画されています。

 これまでの大企業製造業の剰余金の一年間分の積み増し分約三・二兆円だけで、「非正規切り」にあう労働者の解雇をやめることができるばかりでなく、その七倍以上の数の労働者を正社員にすることができます。

 利益剰余金・資本剰余金 企業のためこみ金である内部留保の大きな部分を占めます。利益剰余金は、企業が得た利益をためこんだものです。積立金や繰越利益などで構成されます。資本剰余金は、資本取引による剰余金です。

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いよいよ総選挙の年です。自公政権への怒りを結集し、さらなる世論と運動で、本格的な路線転換を勝ち取る年です。

2009年1月3日(土)「しんぶん赤旗」

09展望 社会保障 抑制路線の根本転換へ 国民の反撃さらに

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 二〇〇八年は、長年の福祉切り捨て路線への国民の怒りが大きく広がり、自公政治を追い詰めた年でした。〇九年は、さらなる世論と運動で、本格的な路線転換を勝ち取る年です。

削減路線の破たん
 妊婦が病院の受け入れ困難で死亡する、介護疲れで殺人や心中が起きる―小泉内閣以来すすめられてきた社会保障費の削減路線は、「医療難民」「介護崩壊」といわれる深刻な事態を招き、社会を殺ばつとした状況に陥れました。国民の怒りに、政府は〇九年度予算案で、毎年二千二百億円と決めた削減幅を二百三十億円に“圧縮”せざるをえませんでした。

 しかし、「削減路線」そのものは撤回していません。“圧縮”のための財源も、年金特別会計の流用など一時しのぎの財源です。根本にある路線の転換が政治の重大争点です。

一つの転機08年
 医師不足では、〇八年は、一九八〇年代からの医療費抑制政策を変える一つの転機となりました。政府は、医学部定員を抑えてきた八二年と九七年の閣議決定を事実上変え、過去最高の定員増を決めました。

 国民健康保険証取り上げをやめさせる問題も一定前進しました。九七年の国民健康保険法改悪で国保証取り上げは自治体の義務にされました。日本共産党はこの改悪に反対しました。共産党が早くから取り上げてきた子どもの無保険問題をきっかけに、昨年は中学生以下からは保険証を取り上げない法改正が全会一致でおこなわれました。「取り上げは命を脅かす」という世論をいっそう進め、子どもだけでなく、すべての世帯で取り上げそのものをやめさせることが求められます。

後期医療の廃止を
 かつてない規模で広がった後期高齢者医療制度への怒りは政治を揺るがし、いったん成立した法律の廃止法案が参院を通過する成果を生みました。

 政府・与党は「見直し」を言いつつ、制度の根本を変えようとしません。民医連の調査では、すでに受診抑制や保険料滞納が起きています。実施一年となる〇九年以降は、「一年以上の滞納」によって、七十五歳以上のお年寄りから大量の保険証取り上げが生じかねません。取り上げを許さない取り組みとともに、制度の廃止が焦点です。

 廃止法案は衆院で継続審議になっています。徹底審議で法案の可決をめざすとともに、総選挙で、廃止への審判を下すことが重要です。

障害者自立支援法
 今年は、障害者自立支援法の施行三年後の見直しの年です。政府は、通常国会に障害者自立支援法「改正」案を提出する予定です。

 政府は、利用したサービスの原則一割を負担する「応益負担」という根本を変えようとしていません。日本共産党は、現行法の廃止と、障害者の権利を保障する新たな法制度を提案しています。

介護保険の改定
 介護保険も四月から保険料と介護報酬が改定されます。介護報酬は初めて引き上げられますが、不十分です。また、一年かけて障害者福祉との統合など制度の見直しが検討される予定です。現在、四十歳以上の人が納めている保険料を、働くすべての人から徴収する案などが検討されています。

消費税増税反対
 四月から、基礎年金の国庫負担が三分の一から二分の一に引き上げられます。財源は「埋蔵金」といわれる財政投融資特別会計からの特例的な繰り入れです。恒久財源として政府・与党が狙う消費税増税を許さないたたかいが〇九年の重要な課題です。

 消えた・消された年金などの解決が進まない中で、十二月末には社会保険庁が解体されます。国の責任放棄を許さないことも求められています。


引用終了

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