吾輩は猫である

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武士の一分

 今日、夫婦で100歳を超えると割引があることもあって、細君と一緒に山田洋二監督、木村拓哉主演の「武士の一分」を観てきた。

 私が大好きな藤沢周平さんの「隠し剣秋風抄」の最後に収載された文庫本で47ページの「盲目剣谺返し」が夫婦の絆をテーマになんと2時間余の映画に生まれ変わっていた。

 映画「武士の一分」は下級武士の家ながら、夫婦の仲睦まじいシーンから始まる。
 藤沢修平さんおなじみの海坂藩の下級武士・三村新之丞は、最愛の妻・加世とつましくも穏やかな日々を送る。だが、藩主の毒味役である新之丞が貝毒にあたって失明したことで暮らしは一変。追い打ちをかけるように、新之丞の処遇について口添えを得ようとした加世が上士の島田藤弥のわなに落ちてしまう。加世が島田に身を任せていることを知った新之丞は加世に離縁を言い渡し、「武士の一分」を懸けて剣術の手練れである島田に果たし合いを挑む。盲人に気配をさとられないように柵の上からきりかかる島田を見事谺返しで切り伏せる・・・・・・。
 映画のラスト、家僕の徳平が女中をやとってきた。料理をする音で加世が戻ってきたことに気づく。好物の蕨のたたきが出され「今夜は、蕨たたきか」「去年の蕨もうまかった。食い物はやはりそなたのつくるものに限る。徳平の手料理はかなわん」と加世を許すのである。

 良いですね。藤沢周平さんの作品・山田監督の時代劇。後は映画を観てのお楽しみ。
 拝金主義者が世間の寵児となり、理念も信念もないような政治家が跋扈する現代社会の中に、貧しくもさわやかな夫婦愛を提示する山田監督。宮崎県日向市での先行映画会で、これを観た若者の「早く結婚したくなった」という感想が嬉しかったと述べている。
 2002年に日本の映画賞を総取りした「たそがれ清兵衛」、2004年の「隠し剣 鬼の爪」に続く山田監督の時代劇三部作の最終作品だそうである。もっと山田監督の視点で藤沢作品を映画にしてほしいと思う。

 藤沢周平さんについて、山田監督は「もの静かで、謙虚で、質素--あぁこれが庄内人なのだな、と思いました。つまり、藤沢さんは登場人物そのものなんですね」と、演出をしながら、今は亡き、藤沢周平の面影に想いを馳せていると、あるインタビューに答えている。
 藤沢周平さんの作品はほとんど読んでいる。昨年11月に庄内を訪れた。隠し剣シリーズをはじめすべての作品を読み返してみようと思う。
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