吾輩は猫である

地球温暖化が進んでいます。宇宙船地球号は持続できるのでしょうか。日本の平和憲法も危機にさらされています。地球温暖化防止、守ろう憲法9条・生かそう憲法25条を訴えます。

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人間を不幸にする戦争止めるのが九条の使命

 今日は、日本女医会の会長で「九条の会・医療者の会」の呼びかけ人のひとり橋本葉子さんの発言を紹介したいと思います。橋本さんは、医師だった父親の招集、戦中の苦労からの母親の病死、「そういう体験からも絶対、戦争はイヤなのです。」と語っています。

 私自身は、戦後生まれで戦争の体験はありませんが、昨年は戦争体験を数多く聴く機会がありました。あらためて「戦争は二度としてはいけない」と痛感しました。「人間を不幸にする戦争止めるのが九条の使命」、この言葉を肝に銘じて9条守る運動を広げようと思います。


          人間を不幸にする戦争止めるのが九条の使命

 人間を一番不幸にするものは戦争です。災害はしかたがない面がありますが、戦争は、やめようと思えばやめることができます。防衛のために自衛隊があると認めたとしても、こちらから積極的に出ていってはいけない。それを止めることが九条の使命です。これだけは守りたい。

 医師だった父は、昭和一六年、開戦の直前に召集されました。私はそのとき九歳で、小さな妹弟が四人いましたから、母の苦労は相当なものだったと思います。医院を閉じたので、人も去り、隣り組のことなど全部が母の肩にかかりました。そのせいか、母は終戦後、病気になり四二歳で亡くなりました。そういう体験からも絶対、戦争はイヤなのです。

 もちろん、国際的な支援活動は必要です。しかし、それは九条とは別問題だと思います。「自衛隊のなかに、海外支援ができる特別の訓練を受けた組織をつくれば、九条を変えなくとも、いくらでも支援できる」という意見もありますね。NPOとかNGOでするのが一番よいと思います。「軍隊」が行うことによって、軋轢(あつれき)がおきるのが怖いのですから。

 専門家であっても、災害時の的確な支援は難しいものです。日本女医会も、海外で災害が起きた時、さまざまな支援をしています。気をつけているのは、相手がほしいものと、こちらがあげたいものと違う場合があることです。物資を直接送るより、お金の方がよいとか…。

 阪神大震災のときでした。会から多くの女医が支援に入ったのですが、混乱の中で連絡がうまく取れない。「とにかく様子を知ろう」と向かったなかに眼科の医師がいました。メガネをたくさん持ち、メガネ屋さんを連れて行き、測定もして、それがたいへん喜ばれました。寝起きで飛び出した方が多く、みな困っていたのです。

 日本女医会は、女性医師の社会的地位の向上をめざしており、百年の歴史があります。先輩たちは戦前から市川房枝さんなどといっしょに、女性の選挙権獲得など社会運動にもとりくみました。東京女医学校(東京女子医大の前身)の設立者、吉岡彌生先生が掲げた「至誠と愛」の精神も引き継がれています。国際活動も盛んで、国際女医会の会長も出し、国連NGO国内婦人委員会の参加団体にもなっています。

 女性の医師国家試験合格者は三割を超え、女医の割合は一五%以上を占めます。でも医学部に、女性の教授、助教授、講師はまだ四%ほどです。女性医師が働きやすい環境をつくることは、女医会の大切な課題です。それは看護師をはじめとする女性医療従事者の働きやすさにつながりますからね。

 呼びかけ人になったのは、純粋に平和を願う気持ちからです。著名な方がおられ、政治的に偏っていない。これなら大丈夫と思いましたので。
 でも、こんなに反響があると思いませんでした。ある時、看護学部の先生が「先生、呼びかけ人なんですね」と感激して声をかけてきました。また、女子医大の学園祭で九条を取り上げたグループがあって、「メッセージをください」と訪ねてきました。学生も危機感をもっているんですね。

橋本葉子さん
(社)日本女医会会長・医師
 1932年、千葉県生まれ。生理学者。東京女子医科大学名誉教授・理事。吉岡彌生記念館館長。(社)至誠会会長。女医のサポート体制づくりにパワフルにとりくむ。

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テーマ:平和憲法 - ジャンル:政治・経済

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