昨年の3月に以下のような記事をかきました。
石油枯渇が現実のものとなるなか、石油価格が1バレル当たり40ドルを超えると、トウモロコシや小麦のエタノール燃料への転換や、大豆のバイオディーゼル燃料への転換が商業ベースにのるそうです。車社会である先進国にとって、トラック輸送用をはじめとする自動車用燃料の確保は死活問題です。そこで自動車用燃料だけは食料を加工してでも確保しようというのがエタノール燃料技術開発なのです。
すでに石油不足に悩むブラジルなどでは、サトウキビ畑やエタノール抽出工場に膨大な投資が行われています。自動車大国・米国は、国内の自動車産業を維持するためにも自動車用エタノール燃料の開発へと乗りだそうとしています。
世界の食料生産には限りがあります。このままでは車と人間が、限りある食料を奪い合うことになりかねません。自動車を所有する豊かな8億人のために、20億人の貧しい人々の食料となるべき小麦やトウモロコシ、大豆が自動車用燃料に加工されてしまうなどということが許されていいのでしょうか。
米国では、すでに総生産量の7分の1に当たる3400万トンのトウモロコシがエタノールに加工されているそうです。米国の車社会は、莫大な量の石油だけでなく、カナダの小麦生産と同量、タイのコメ生産量の2倍にも相当するトウモロコシを自動車用燃料にしてはじめて成立しているのです。
今後予想される地球温暖化の結果、世界の食料生産は大きな打撃をうけることになります。食料を自動車燃料に加工というのは、食料不足という世界の現状からしても間違っていると思いませんか。
昨日3月3日nikkeinetに 「トウモロコシ高騰、食品会社が悲鳴 」の記事です。ヘッジファンドまで手を出して「やっぱり」という事態です。
あらためて問いたいと思います。
今後予想される地球温暖化の結果、世界の食料生産は大きな打撃をうけることになります。食料を自動車燃料に加工というのは、食料不足という世界の現状からしても間違っていると思いませんか。

