吾輩は猫である

地球温暖化が進んでいます。宇宙船地球号は持続できるのでしょうか。日本の平和憲法も危機にさらされています。地球温暖化防止、守ろう憲法9条・生かそう憲法25条を訴えます。

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未来を担う子どもたちのために、守りぬきたい「教育基本法」

 三上 満さん(金八先生のモデルとも言われている。現在、子どもの権利・教育・文化全国センター代表委員)の「明日(あした)への銀河鉄道 わが心の宮沢賢治」(第18回岩手日報文学賞・賢治賞受賞 新日本出版社)を読みました。

 その最後の章で、宮沢賢治(三上 満さん)の人々への尊敬と共感から、「ほんとうの幸せ」を追求した思想や実践の対局にある考え方として次のようなことが紹介されています。


 「日本の現状はバカバカしいことで一杯です。最もバカバカしいことは権利の主張です。バカはバカだということを知らなければいけない。しかしバカに限って自分はバカだということに気がつかない。だからせめて学校では、教師がお前はバカなのだと教えるべきです。バカの親はたいていバカだから親が子に教えることは不可能です。自分がバカだと分かったら、受験地獄などというバカバカしさは消え、人間は相応の努力をし、自分の力だめしをすることにとどまります。ただ問題なのは教師の中にも生徒に負けぬバカがたくさんいて、なかなかそうはいかないところに問題があるのです。」
       堀尾輝久著「現代社会と教育」(岩波新書)に引用されている、ある女教師の言葉。

 「できん者は、できんままで結構、戦後50年、落ちこぼれの底辺をあげる事ばかりに注いでいた労力を、これからは、できる者を限りなく伸ばすことに振り分ける。(エリート)百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。
 限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけ養っておいてもらえばいいです。・・・それが”ゆとり教育”の本当の目的。エリート教育とはいいにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ」
       三浦朱門氏「教育の論点」文芸春秋社、斉藤貴男氏のインタビューに答えて

 「教育の荒廃は、教師がみずからを労働者だと宣言し、みずからの人権をストライキによって解決しようとした時に始まった。時間と賃金の契約によって就労するのが労働者だが、みずからを労働者だなどど規定した人たちに、どうして子どもたちは尊敬を感じるであろう」
       曽野綾子氏が、中曽根首相の諮問機関・臨教審委員であった時の発言


 なんとも、寛容さも優しさのかけらもない、醜い、汚い、ひどい発言です。こんな人たちが関わった教育行政のもとで育った子どもたちは不幸です。

 いま、憲法とあわせて教育基本法の改悪も企まれています。憲法よりも先に改悪する動きかも知れません。教育基本法は今の憲法とセットになった理念・法律です。殺伐とした今の社会のもとでこそ教育基本法の理念がしっかり発揮されなければなりません。教育基本法しっかり守りぬかなければなりません。


教育基本法
 われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
 われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造を目指す教育を普及徹底しなければならない。
 ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。

第一条(教育の目的)
 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に満ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。

第二条(教育の方針)
教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によつて、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。

第三条(教育の機会均等)
1 すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えら  れなければならないものであつて、人種、信条、社会的身分、経済的地位  又は門地によって、教育上差別されない。
2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によつ  て修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。
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テーマ:これでいいのか 日本の教育 - ジャンル:政治・経済

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