すみません。質問です。
この署名運動は、外国人武装勢力に襲われて命を落とすことの多いイラク人の軍人、警察官、一般民衆のために、何をしてくれるのでしょうか?
手足を失い、苦痛にあえぐ彼らと彼らの家族に、どんな恵みを与えてくれるのでしょう?
ブログ主様の見解をお聞かせ願えますか。
ちなみに
>和平プロセスにおいて女性が完全に意志を表現できること
は伝統的なムスリム(特にシーア派保守)の考え方からはなかなか受け入れにくいことだと思いますが、私には欧米の価値観の押し付け(今の米軍がしているような)に映ります。
そして
>占領に参加したいかなる国の軍隊も含まない、真に多面的に構成された一時的な多国籍軍を検討すること
とは、英米豪はもちろん、ヨーロッパ・中央アメリカ・東/東南アジアの多くの国を除外しろということですが、それが“真に多面的に構成された”多国籍軍と呼べますか?
私には美辞麗句に隠された、旧政権時代の権益の回復を欲する人々の企てにも見えてきます。
サダム政権時代のイラクに武器を輸出した国々がどこかを考えた時、面白い一致がありますし。
「非絶対者」さんへ
「外国人武装勢力に襲われて命を落とすことの多いイラク人の軍人、警察官、一般民衆のために、何をしてくれるのでしょうか?」ということですが、武装勢力は外国人だけでなく、イラク人武装勢力もあるのでは。一部の人たちを除くイラク人にとって米国を中心とした多国籍軍は「占領軍」として認識されていると思います。その軍隊の撤退は、イラク人にとって主権の回復だと思います。
「ヨーロッパ・中央アメリカ・東/東南アジアの多くの国」の中のフランスやドイツをはじめ多数の国はイラクに軍を派遣していません。平和プロセス前進のためには、イラク人の主権を尊重しながら治安を早急にかいふくするための「真に多面的に構成された一時的な多国籍軍を検討すること」 は必要ではないでしょうか。
非絶対者さんへ、、この記事を転載している者から一言言わせてください。この署名活動は直接イラクの戦禍で苦しんでいる人の腹の足しにはならないかもしれません。また文面も一字一句検討していけば多少違和感を感じる場合もあるかもしれません。第一これは翻訳文ですし、原案作成に関わっていないので原案者の意図を正しく伝えられていないかもしれません。そんな無責任で署名を呼びかけるなとおっしゃるかもしれませんが、小異にこだわり大同を逃していては1歩も進まないと思います。確かに私たちは私たちの育った文化の範疇でモノを考え、価値判断してしまいがちです。またこの呼びかけ文で訴えていることが一夜にして成らないことはわかります。
でもだからといって現状を指をくわえて見ているだけでいいのか、知らん顔したままでいいのか、これを非・現政権からの揺さぶりと捉えて、もう一つの欧米価値観の押し付けだから、と賛同しないのか、、、最終判断はもちろん各自です。
私は非絶対者さんに自己満足と言われても、イラクの人の外傷は治せなくても、世界中から10万人の反戦の声が上がったという風を伝えられるだけでも意味があると思って賛同しました。今すぐできることの一つだからです。でもこの署名だけで甘んじていてはいけないと自らに言い聞かせています。反戦方法は他にいろいろありますから。貴方も貴方が思う一番良い反戦活動をなさってくださることを期待します。
ブログ主様、そしてグランピー様からもご回答いただき、ありがとうございます。
趣旨は理解しました。
ただこの「緊急アピール」、現にイラクに住み、困難に直面している人々からすると、違和感のあるアピールだなぁという思いから、先の書き込みとなりました。
ウラマー協会を始めとして、反政府の立場を取る人々が政治プロセスでの活動にシフトしつつある現在、イラクで武装闘争を行うのは外国人武装勢力と、その下っ端として使われるイラク人に絞られつつあります。
彼らはイラク国内の治安を乱し、宗派・民族対立を煽って社会を混乱状態のままに置き、米軍をイラクに足止めすることで利益を得続けようとしています。
「反米闘争は金になる」のですから。
もしこのアピールが奏功して米軍がいなくなったとしても、それまでにイラク軍・警察が一人立ちしていなければ治安は乱れたまま、民衆にとっては不幸なことに変わりありません。
だからこそ外国人武装勢力は、イラクの軍人と警察官、そしてその志望者を襲撃目標としているのです。
旧政権の軍隊と警察を解体し、イラクに混乱をもたらした米軍が面子を保ったままイラクを去るには、治安の安定が必須です。
一部の“反戦平和団体”は米軍を追い出すことには熱心ですが、その後のイラク人に平和をもたらすための(つまり治安を回復するために外国人武装勢力を駆逐するための)方策については全く提示しようとしません。
それが私には「イラク人をダシにした反米運動」としか見えず、不快になります。
代わりに米軍抜きの多国籍軍が展開するにせよ、それは地元の人間には「占領軍」と映ります。
敗戦後の日本では「戦争に負けて占領された」と考えたくないためか「進駐軍」と言い換えられましたが、イラクではどこの軍隊も単に「占領軍」です。
例え「占領軍」であろうと、平和と仕事を与えてくれ、自らの文化と誇りを尊重してくれるなら民衆は歓迎します。
また、米英豪軍と共にイラクで活動した国々の軍隊を「真に多面的に構成された一時的な多国籍軍」から除外することは、イラクの現状に関するノウハウを引き継げず、無用なトラブルを引き起こして「早急な治安回復」には逆効果となります。
私がこの「緊急アピール」を評価しないのは、上記のことが理由です。
それと蛇足ですが、イラクで今行われている戦闘は「戦争」ではなく「警察活動」です。
コロンビアで政府軍と麻薬組織が、ロケット砲も使用して戦闘を行っているのと同じです。
「戦争」が無いのに「反戦」もありません。「治安維持」は悪ではない筈です。
Author:牡猫COO
☆牡猫COOは9条守ろうブロガーズリンクに賛同・参加しています
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