吾輩は猫である

地球温暖化が進んでいます。宇宙船地球号は持続できるのでしょうか。日本の平和憲法も危機にさらされています。地球温暖化防止、守ろう憲法9条・生かそう憲法25条を訴えます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【転載】建国記念日に日中韓3国共同編集本の話を聞く

「気まぐれ日記」・グランピーさんからの転載です。
2月11日(土)
 歴史に学び平和を考える2.11集会。今年の講演は『未来をひらく歴史』の意義と可能性、と題して早稲田大教授の大日方純夫先生が、日中韓3国共同編集による共通認識の歴史本について語った。

 大日方先生は『未来をひらく歴史ー東アジア3国の近現代史』の日本側編集・執筆代表者で、この本が生まれるまでの経緯と意義を、生みの苦しみなど実際に携わった方ならではの視点で話してくれた。内容のブリーフィングは、もっと適正なサイトがあるだろうからそちらに任せるとして、私が印象に残った点を少し整理してみたい。

 刊行の基本は自国中心・排外的歴史観の克服、力と戦争を肯定する国際観の克服であるというが、それにしてもどうしても相容れない点の解決策として、別枠コラムを設け両論併記したという。
 「天皇」の扱いについても、皇帝、国王、との比較で、天皇はどこに位置するかで議論になったようだ。

 今回の刊行は歴史共通認識のスタート地点にやっと立ったという感覚で、結論を断定するのではなく問題点を投げかけ、考える余韻を残している。日中韓共に国定教科書、検定教科書という制度があるため、実際に教科書として使用されている例はまだどこにもないが、副読本に使用例がぽつぽつ見られる。
 
 日本では発売にあたって日テレの取材を受け、1時間ほどインタビューされたのに、実際の放映は自民党議員らの反対意見ばかり流されて、先生のインタビューはほとんどカットだったとか。でも本屋で平積みされている映像が映ったせいか、売れ行きは順調のようだ(現在7万部)。昨日はイギリスBBCも取材にきたそうで、英語版の出版も検討中だという。

 戦争に関して、、、去年は戦後60年と言われた年だったが、1945年を中心にして折り返して見ると1885年の福沢諭吉「脱亜論」に行き着く。89年に大日本帝国憲法、94年に日清戦争。
この「戦争が始まった」という表現に疑問が呈された。まるで自然発生的な響きだが、戦争は決してある日突然自然発生するものではない。戦争は始まるものでなく、引き起こされるものだということ認識しなくてはならない。

 そして日清戦争を初めとして昭和20年まで、日本が関わった戦争はすべて日本が仕掛けたものであること。日本国土が戦場になったことは空襲、原爆、沖縄戦を除くと、一つもないことに注目。

 本土が戦場にならなかったということは、実戦体験は兵士しかなく、他の国民の体験は副次的か伝聞である。兵士は戦争を語りたがらない。国民の多くの戦争体験は悲惨なものであることに変わりはないとしても、二次的な要素が強かったことは、市街戦を経験したドイツとの違いでもあり、戦後の戦争責任の取り方の違いにも現れている。

 ドイツはヒットラーはじめ、戦争責任者はほぼ全員即刻退陣したが、日本の場合戦争責任者が戦後そのまま政界に居残った。居残らせて活用させる方が都合が良いと占領軍アメリカが判断したからだ。同様に天皇制も残して活用の道をアメリカは選んだ。結局戦前の顔ぶれと大差ない日本。その流れが現在の日本の改憲の空気に現れている。ヨーロッパの一員を担うドイツと、アジアの一員であることを忘れていられた日本との違い。(アメリカの傘に隠れてあたかもアジアの外にいるような顔をしていた)

 歴史的に見て君主制が破壊されるのは、革命か敗戦によるのだが、日本の場合は革命(明治維新)で天皇制は逆に強化され、敗戦でも天皇制は生き延びた点が、非常にユニークである。その背景には上記のような事情もあるわけだ。

 未来をひらくためには、歴史認識の共有部分を拡大すること、そのためには市民同士の交流による、一個人レベルの歴史認識の共有深化が必要だという。
 今年の夏には日本で日中韓3国の中学生~大学生が一同に集うキャンプが計画されているとか。
未来は政治家に任せるものではない、個人個人が築いていくものだということ、それは主権者である私たちの果たす義務でもあると思う。
スポンサーサイト

テーマ:それでいいのか日本国民 - ジャンル:政治・経済

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://yatyabo.blog44.fc2.com/tb.php/93-d5a72480
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。